風流サバイバー


by ADPowers
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アカの他人を心配してみる

ガンの話と嫁の話ばかりではメリハリがない。
ということで何の脈絡もなく「U字工事」という漫才師の話などを。

おれはお笑い芸人のことを一般名詞で表現するとき、かなり細かくランキングを設定している。
「話芸中心の二人組」の場合特にそのランキングは厳正で、「若手コンビ」「お笑いコンビ」「漫才師」の順にランクアップする。

  若手コンビ
  マイナーであまり面白くない方々。または芸風が未完成な方々。
  面白くなるか、確固たる名声を得るまでここに位置付けられる。

  お笑いコンビ
  漫才がメインではないのに本人もしくは周囲が「漫才師」と言い張っている場合。
  または話芸でなくコントがメインの場合。

  漫才師
  話芸オンリーで笑いのとれる二人組。

おれは「THE MANZAI」時代の化石ではないので、いつまでも「やすし・きよし」以外は認めないなどというつもりはないが、話芸オンリーで笑いをとれるコンビはいま本当に少ない。

タカアンドトシ・アンタッチャブル・南海キャンディーズあとはチラホラってくらい少ないのだが、その数少ない話芸で笑いをとれるコンビに、おれはしばらくの間「U字工事」をあげていた。
「U字工事」とは、かなり濃い栃木弁で話すいわゆる「田舎ギャグ」の持ち主だが、掛け合いの絶妙さはすでに老成しているといってもよいほどの完成度だった。

ところがその「U字工事」に最近異変が現れたのである。

普通はツッコミがボケをどつくのだが、ここはボケが自分で自分をどつくというちょっと変わった芸風を持っていた。
そのこと自体は別にどうでもいいのだが、その「自分で自分を ”強烈に” どつく」というのがちかごろ「お約束」となっているようなのだ。

「お約束」はいい。
やすしがメガネを落として床を這いまわるのも「お約束」であった。

しかしその「お約束」にいきなり頼るため、つかみ(田舎ネタに引きずり込むためのマクラ)がぼやけてしまい、彼らの「栃木弁の話芸」に入り込めず、かつて1度でもU字工事を見たことがあるお笑いファン以外はドン引きという現象が起きている。

「お約束」は名実ともに天下を獲った人間のみに許されるから「お約束」なのであって、安易なお約束というのは遠からずアキがくる。

様式美にまでもっていくのであればそれもいいが、そうしたらおれは君らを「お笑いコンビ」って呼ばなきゃならなくなる。
それはちょっとだけ寂しいけどなあ。
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by ADPowers | 2005-11-07 14:37 | 俺様日記