風流サバイバー


by ADPowers
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夢の新薬! コエンザイムQ10!

信者の方にはたいへん申し訳ないことなのだが、実はTVを始めとするさまざまなメディアの「健康」に関する記載を、おれは必ず懐疑的に観察してしまう。

以前、某有名番組でこんな企画があった。

1.
同じ職場で同レベルの体力的重さの仕事をしている人のグループを「疲れを感じている(疲れやすい)人」と「感じていない(疲れにくい)人」の2種類に分ける。

2.
その2グループの人間それぞれの「姿勢の正しさ」を調査する。

3.
結果。
「疲れやすい人」は「姿勢が悪い人」ばかりだった。

4.
結論。
姿勢を正しくすれば疲れにくくなる。

この論法には穴がある。
なぜなら「疲れているから姿勢が悪くなる」という可能性を否定するための検証をしていないからだ。
姿勢とはまったく別の要因で疲れていて、結果姿勢が悪くなるという状態は充分考えられるはずなのに、視聴者へのインパクトが小さい(いわゆる「へえ~」度の低い)地味な話はしないのである。

さて、ここにひとつのサプリメントがある。
一般的には「コエンザイムQ10」という名目で知られている。
このサプリメントは以下のような売り文句(効能書きではない)がつけられている。
ちかごろ飛ぶように売れていて、品切れ率ナンバーワン。

 「長期服用での副作用ナシ!」「老化を防ぐ!」「抗活性酸素作用が最強!」

これをホントかどうか調べるのは比較的簡単だろうとネット検索(コエンザイムQ10 副作用)したところ、たいへん面白かった。
ヒットは約5000件。思ったよりは少ない。代表的な記載内容は以下の2点である。

 1.副作用がない
 2.長期に渡り医療現場で医薬品として用いられている
 3.心臓病や高血圧治療薬の副作用を和らげる

と・こ・ろ・が。
肝心の『医療現場における臨床例』といったものが、まったくといっていいほど見当たらないという、おかしな状態。

ここでハタと気づく。
「コエンザイムQ10」とは「正式な成分名称」ではないのだ。
では正式(とはいえないんだが)名称で検索してみよう。

び・た・み・ん・Q、ゆ・び・き・の・ん。。。っと。

あっははは。ヒット件数が1/5に減ったよ。
つまり「副作用がない」とうたいながら、正式な成分名さえ表記していないサイトが大半だったということだ。
さて、このくらいの数なら提灯ページをふるいおとすのは簡単だ。チョイチョイ。

手っ取り早く結果をお知らせすると、医療系・学術系のサイトと提灯ページの間には笑っちゃうくらいの温度差がある。
はっきりいえば「みんなが騒ぐほどそんなスゴイもんじゃない」らしいのである。

 副作用もないが劇的な効果もない。
 目に見えた効果がないのでもう臨床じゃほとんど使われてない。
 しかも体内で合成されてるので経口で摂取する必要はあまりない。
 トシとって体が疲れてきたらどんな力も衰えるもんだから
 飲んどいてもいいんじゃねえ?

って程度のものなんですねえ。

しかしこのサプリのスゴいところはやっぱり「副作用がほとんどない」というところだ。
以前、不足しているビタミンやアミノ酸をすべてサプリでまかなおうとしたところ、嫁の肝機能が著しく低下してしまったことがある。
原因はどのサプリだか今でも不明なのだが、そんな怖いことが全然なく、飲んで悪いもんじゃないなら飲んどけ~。
今は解明されてないけど、ホントはものすご~い薬かもしれないしね。
ちなみにブロイラー鶏の腹水症予防には劇的に効果あったみたいです。

。。。という「夢の新薬」らしいですよ(笑)

【追記】
まぜっかえして終わりでもいいんだが(おれは飲みつづけるつもりだし)、一応医療関係者(わりとエラいひとらしい)の発言を引用しておきます。
ってゆ~か、無断引用しちゃダメって書いてあるんでとりあえず嫁風言語で意訳を。

 健康なひとは欠乏症んなったりしないってえらいひとがゆってた~。
 でもちょっと病気のひとにはけっこうきくらしい~。
 ほかの病気とかにきくかはいまわかんない~。
 
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by ADPowers | 2004-10-21 13:02 | 俺様日記